避暑キャンプの盲点
3泊4日でえびの高原へ避暑キャンプに行ってきた。
キャンプ暦10年の私たちだが、夏キャンをしているのはここ数年で、それまではずっと敬遠していた。
なぜかというと、あたり前だが夏は暑い。普段クーラーきんきんに効かせた部屋でだらだらしている私は、炎天下の中に外を走っている人を見ると、きっとマゾなのね、と思ってしまう人である。それに、スーパーや温泉に行っている間、車中で犬たちを待たせることになるので、真夏や日差しの強い季節は、短時間でも命とりとなる。
それから、夏はやはり虫が多い。蚊は香取線香で凌げるとしてもアブやブヨ、恐ろしいスズメバチ、その他名前も知らないような見ると叫びたくなるような虫・・・ギャオー
といいつつも、夏キャンに行きはじめたのは、出入り口がすべてメッシュになっているコールマンのテントを買ったこと(虫対策)、犬連れキャンパーの先輩から車のエンジンをかけたままカギを閉めるテクニックを教わったこと(クーラーを効かせたまま、犬たちを車中で待たせることができるようになった。)、それから今回行った、えびの高原のような避暑地に行けば、快適に過ごせることを知ったからである。
そういうことで、意気揚々と避暑キャンプに向かった私たちであったが、今回は痛恨の忘れ物が多かった。
その一つがカセットボンベ。料理はほぼガスコンロを使う予定だったにも関わらず、うっかり忘れてしまっていたのだ。何回も道中買うタイミングがあったのに、料理をはじめるまで気付かなかった。
Oh、NO!である。
既に2人ともビールを飲んでしまっていたため、買い出しに行くこともできず、どうするべかと途方に暮れていると、夫が「固形燃料があるぞ!1個だけど。」
おお、珍しくやってくれるね、エラいぞ夫!ということで、買っておいたタコ飯の素でメスティンを使った自動炊飯で作ることにした。タコ飯の素が2合用だったので安易に2合お米を用意し、大きいサイズのメスティンで自動炊飯を開始。1度、家で自動炊飯の練習をしていたので、固形燃料が燃えつきる頃にはご飯が炊け、あとは蒸らせば出来上がり、うっしっしのはずだった。


